TDA1543EPIチューニング情報060224 高域補正

さて、各電源の出力に入っていた470uFを完全に取ってしまいましたが高域での出力インピーダンスの上昇が怖いので、MKPの2.2uFを入れてみたところまったくモヤモヤでOSコンを取った意味がなくなります。そこで龍一さんに教わった470uFの代わりに4.7Ωと0.01uFを直列にした物を入れました、カットオフが3.4MHzあたりに来ます。結果は中域に厚みが出て音が前へ出てきました、高域のガサツな部分が取れて低域にも若干厚みがでますこの0.01uFを0.1uFにしてみると急におとなしくなってしまい音も全体に細くなってしまいました、ここに入れるコンデンサはむやみに大きくしてはいけません。4.7Ωと0.033uFを試したらだいぶバランスが良いです、ボーカルは前に出てきました、ただフルオケはちょっと冴えないです、そこで0.015あたりがほしいところですが、手元に無かったので同じ時定数になるように2Ω+0.033uFにしましたこっちの方がDCの出力インピーダンスが下がるし良いだろうと思ったからです、結果は中高域の抜けは良いまま中低域が太くなって良い感じです。ここまではアナログ段の電源のお話。
上記の状態でデジタル段に2Ω+0.033uFの高域補正を入れました、結果は中高域の抜けは良いまま中低域が太くなりアナログ段の電源と同じ傾向にあります、デジタル段の電源はこれで決まり、もう少し低域の量がほしかったのでデジタル段に使って低域の出た2SC1826をアナログ段にも起用することにしました。出力トランジスタを2SC2336から2SC1826にしたら高域、低域ともに伸びるかと思っていたのですが高域は伸びるけどやや細身になってしまいました、つまり低域は2SC1826にしても出なかったのです、そこで4.7Ωと0.01uFを2Ω+0.033uFにしたら中低域が太く厚くなり高域がややおとなしくなりとてもバランスが良くなりました、音も全体に前に出いて来て広がりも出ます、基準にしているCDP-X5000より良いです。これ以上いじりたくないなぁ。