
3端子レギュレータをLED電源に置き換えるにはどうしたら良いのかというご質問をいただきました。思えばLED電源の作り方をこのBLOGで紹介してから4年ちかく経過していて最近ここに来られた方は知らない方も多いかと思いまとめてみました。当時の記事は
http://prost4344.blogspot.com/2005_09_01_archive.html
にあります。
DACに限らず電源回路でずいぶんと音が違うものです、3端子レギュレータからLED電源に置き換えると情報量がぐんと増え中高域の透明感、伸び、鮮度がぐんと上がります「え!、電源だけでこんなに違うの?」と思われるくらいの変化があります。
3端子レギュレータをLED電源にする基板をjinsonさんが作ってくれましたが今手に入るわけではないので作り方を紹介します。回路図中の7815と7915の部分ですが15Vを得るにはVF2VのLEDだと8個必要になります、FN1242 1.5基板上に変換基板として作るにはスペースが厳しいかと思われます、秋月で青や緑のLEDでVFが3.5V前後の物が売っていますのでこれを使えば5個くらいでなんとかなるかもしれません、電圧の調整用にLEDかダイオードを入れるとやはり6個は並んでしまいます。ユニバーサル基板でチップLEDを使うのも難しいので別途電源基板を起こすのも手だと思います。3.3Vを作る場合は逆にVFが1.8V程度のLEDを2個使うと良いでしょう。回路は7815と同じです、同じLEDでもVFはばらつくので上図の様な簡易な方法でおおよそのVFは分かります。
回路図では2SA1208と2SC2910を使っています、これはサトー電気さん
http://www2.cyberoz.net/city/hirosan/で売っています。音が良いことで有名なトランジスタを使うとさらに良い音がするのかも知れませんが2SA1208と2SC2910で十分良い音がします。7915は端子の並びがG、IN、OUTになっているので注意しましょう。トランスですが+15Vから5V、3.3Vを作っているので+側の電流が多く私はトランス,トロイダル,60034,7.0VA,2x115V pri,2x18V、RS品番278-7002を使っています。±15V系はLEDよりづかさんのところで紹介されている青木式シャント電源の方がコンパクトに作れるかもしれません。
ラベル: AUDIO